【立ち技打撃格闘技】格闘技の中に分類されるキックボクシング

どの格闘技は一番強いのか、常に議論されています。

これは、「強さ」というアイデンティティを持っていている格闘技の宿命なのかもしれません。

しかしながら、格闘技にも立ち技、寝技、打撃、組技などの違いによってルールが異なります。

どの格闘技においても、強さというアイデンティティを持っていますが、全ての格闘技を統一する強さは存在するのだろうか?

そんな疑問を持っていたので、キックボクシングは格闘技の中のどこに分類するのかを図にしてみました。

キックボクシングはどこに分類される?

格闘技というジャンルの中で、キックボクシングは、立ち技打撃格闘技に分類されます。

キックボクシングの試合では、パンチ、キック、(ルールにより、組んでからのヒザ蹴り、肘打ち)を使い勝敗が争われます。

優劣を決める採点基準は、試合のルールを定めているプロモーションによって異なりますが。

  1. ダウン数
  2.  ダメージ
  3.  クリーンヒット
  4.  アグレッシブ度

で決められていることが多いです。

 

他の格闘技との違いを分かっていただくためにこの記事では、

空手、キックボクシング、総合格闘技、柔術、柔道、相撲、テコンドー、ボクシング、レスリング、ムエタイの10種目を

ルール(打撃、組み、投げ、押し、寝技、立ち技)、場所(リング、マット、畳、土俵、金網)、着衣、シューズ、オリンピック競技か否か

に分類して図にしました。

思想との結びつきが強い格闘技もあります。

格闘技の中にも、太極拳のような優劣を競うことをしないものもあります。

今回は、キックボクシングに紐づけて記事を書いていきますので、スポーツと比較しやすいように2020年開催予定だった東京オリンピックの種目になっている5種目とキックボクシング、その他キックボクシングと類似しているもの4種目選んで比較しました。

ルール(打撃、組み、投げ、押し、寝技、立ち技)

 

キックボクシングのルールではパンチ、キック、(ルールにより、組んでからのヒザ蹴り、肘打ち)が認められています。

プロモーションによって定められているルールによって異なりますが、組んで攻防、投げ、押し、相手が倒れた状態での攻撃は禁止されています。

場所(リング、マット、畳、土俵、金網)

 

キックボクシングの試合はリングで行われます。

最近の試合では、総合格闘技プロモーションの大会にキックボクシングの試合が組み込まれていることがあるため、金網で行われることもあります。

着衣

 

キックボクシングの試合では、男性は上半身の着用は無し、女性はスポーツブラを着用します。
キックパンツやムエタイパンツといわれる、丈の短いパンツを着用し行われます。

シューズ

 

キックボクシングでのシューズの着用は認められていません。
サバット(フランス発祥の打撃格闘技)では、グローブ、シューズを着用し、リングで行われます。

 

オリンピック競技か否か

 

2020年の東京オリンピックの競技に、キックボクシングは入っていません。
今回取り上げた、10種類の格闘技の中で、5種目がオリンピック競技になっています。
その他にも、もっとも安全な格闘技といわれているフェンシング もオリンピック競技になっています。

 

考察

全ての格闘技を統一する強さは存在するのでしょうか?
という、冒頭の疑問の答えを出そうとすると、総合格闘技が体現しようとしているのではないだろうか。という思いに辿り着きます。

総合格闘技(Mixed Martial Arts)という名前の通り、総合格闘技は、ほとんどすべての格闘技が含まれています。

打撃、組み、投げ、押し、寝技、立ち技、関節技、全てに対応できるのが総合格闘家です。

総合格闘家がルールのない戦いになったら、一番強いのではないかと僕は思うのです。

では、立ち技打撃格闘技であるキックボクシングは、これからどのように進んでいくことが良いのでしょうか?

僕はそこを考えて行動していかなければいけません。